
高知県梼原町と大日本ダイヤコンサルタント株式会社は、両者が協定を結ぶ森林「MISHIMAの森」が、環境省が推進する令和7年度第3回「自然共生サイト(地域生物多様性増進法に基づく認定)」に認定されたと、発表した。
「生物多様性の価値」が高く評価
「自然共生サイト」とは、ネイチャーポジティブ(自然再興)の実現に向け、民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域を国が認定する仕組み。
今回認定された「MISHIMAの森」は、針葉樹林と広葉樹林が混交する森林環境で構成され、周辺には水田や住宅地も存在する里地里山の環境を有している。
大日本ダイヤコンサルタントの「SXビジネスの展開に関する研究」の一環として、企業版ふるさと納税を活用し、針葉樹人工林を伐採して新たに広葉樹を植樹することで、サイト内を広葉樹林化するプロジェクトを梼原町と共同で推進してきた。
この取り組みにより、サイト内ではカッコウやアカショウビン、ハコネシケチシダといった希少な動植物や、ニホンアマガエル、ニホンカナヘビ、ヤマトシジミなどが確認されており、「生物多様性の価値」として高く評価され、今回の認定に至った。
今後、梼原町および大日本ダイヤコンサルタントは、「MISHIMAの森」における継続的な自然環境調査や保全活動を通じて、地域の生物多様性の維持・増進に努めていく方針だ。
(坂土直隆)