
一般社団法人日本3D教育協会は、全国から選抜された中学生11名を対象に、最新の3D技術を活用した海洋生物の研究を通じた、人材の育成を目的としたプログラム「海洋研究3Dスーパーサイエンスプロジェクト」の5期生実習合宿を、8月22日(金)から25日(月)までの4日間、高知県で実施した。
3Dスキャンデータから3Dモデルを作成する技術を、実践的に学ぶ
これは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる日本財団「海と日本プロジェクト」の一環で開催したもの。
初日の舞台は、高知市内の株式会社吉本3Dファクトリー。 ずらりと並んだ各種3Dプリンタを前に、研究生たちは目を輝かせた。一人1台の高性能PCを使い、3Dスキャンデータから3Dモデルを作成する技術を実践的に学んだ。
合宿の拠点となったのは、高知県大月町にある 黒潮生物研究所の研修棟および研究棟。研究所の目の前に広がるのは、まるで天然の水族館のような美しいサンゴの海。
参加した中学生が自身の興味・関心を起点に、約8ヶ月かけて一人ひとつの海洋生物について徹底的に研究し、研究発表としてアウトプットする。
そして、合宿中には、大阪海遊館以布利センターや足摺海洋館SATOUMIといった施設を訪問し、生物学的知見を広げた。
(坂土直隆)