
高知県は、国内で新型コロナウイルス感染者が急増する中、感染者に対し医療機関への入院または宿泊療養施設への入所を基本としていた方針から、軽症者を対象に自宅療養を併用する方針へと改めることを決定した。
自宅療養者等への医療支援体制は、ファストドクター株式会社が協力することとなり、1月20日からこの体制を開始した。
医師によるテレビ電話でのオンライン診療や処方を受けることが可能に
ファストドクターは、高知県からの依頼を受けて、自宅療養者および宿泊施設療養者への夜間の医療相談・オンライン診療体制の構築に協力した。
これにより患者は夜間、体調に不安が生じた際に専用ダイヤルへ連絡すると、看護師による医療相談や、医師によるテレビ電話でのオンライン診療や処方を受けることができる。
さらに、患者の急変時は、医師が県内医療機関への外来受診調整を行い、速やかに対面での受診ができるよう支援する。
■概要
事業内容:
①看護師による医療相談(専用ダイヤルを付与)
②地域の医療機関が休診となる夜間におけるオンライン診療及び処方
③診療中に容態の急変を認めた際の夜間外来受診調整
対象者:高知県内の自宅療養者および、宿泊施設療養者
対象地域:高知県内全域
実施日時:全日17時〜翌朝9時(365日)
(慶尾六郎)