
産直オンライン市場「高知かわうそ市場」を運営する株式会社パンクチュアルは、高知県土佐清水市で行われている一本釣りで釣った天然ブリのブランド化を目指すプロジェクト「足摺岬釣鰤組合未来100年プロジェクト」に参画すると発表した。
足摺一本釣り天然ブリのブランド化を狙う
全国的にも珍しいブリの一本釣りは、高知県足摺地区で大正10年から行われている伝統の漁法。今年で100年目を迎えるブリの一本釣りは、地元の釣り人は現在4人しかいない。組合員の高齢化が加速する中、さらにコロナ禍と燃料の高騰が釣鰤組合を襲っている。
今や、漁に出れば出るだけ赤字になってしまうという、事業の存続すら危ぶまれる状況にある。そんな釣鰤組合の窮状を知った地元の事業者が連携し、「足摺岬釣鰤組合未来100年プロジェクト」として、足摺一本釣り天然ブリのブランド化を狙う。
高知かわうそ市場では、足摺一本釣り天然ブリの商品を取り扱うとともに、通常よりも大幅に値下げをしたキャンペーンを実施。
さらに、今回初めて商品化されたブリのたたきや漬け丼といった加工食品も取り扱いを開始し、全国の商品者に産地直送で届ける。
(慶尾六郎)