
ミツカングループの株式会社Mizkan(ミツカン)は、高知県安芸市のゆず生産者の農家とともにゆず果汁を最大限に活かしたモノづくりに挑戦する。
「高知県の魅力を伝えた新商品を作りたい」
両者は、これまでゆずの搾汁に適した機械の検討や、香気成分であるオイルに着眼したぽん酢の品質向上などを行いながら、同じ志を持って、高知のゆずを使った商品を世に出し、拡売してきた。
今回は、ミツカンとして初めて、ゆず農家の声を最大限に活かしたモノづくりを新商品「まっことゆずTM」として形にし、新たな共創のステージとする。この共創は、新商品の試作品に対する、ゆず農家の意見を聞いたことがきっかけだという。
その中で、苗木から収穫まで4年を要することや、気候や年により収穫高に変動があること、剪定技術や肥料の工夫など、様々な努力を改めてお聞きしたことから、方向性が変わった。
お互いモノづくりにかける想いは共通であり、「ゆず農家と一緒にゆず果汁を最大限に活かし、ゆず農家の想いや高知県の魅力を伝えた新商品を作りたい」と考え、各プロセスにおいて全面協力してもらうことになった。
新商品名は、「まっことゆず」(とってもゆずが効いているぽん酢)に決定。ゆず農家の「まっことゆずが効いちゅうぽん酢やな」というコメントをヒントにした。
(慶尾六郎)