
高知県は10月28日、都内で国内外のメディアや大使館関係者ら約120人を招いて『よさこいプロモーションイベント』を開催した。
東京五輪・パラリンピックへの盛り上がりにつなげる企画
高知発祥のよさこい祭りは、1954年(昭和29年)に市民の健康と繁栄、商店街振興を祈念して立ち上がり、現在では国内200カ所以上、海外でも29の国や地域で踊られている。
そのよさこいの原点と世界への広がりについて伝え、来年開催の東京五輪・パラリンピックへの盛り上がりにつなげようと企画したのが今回のイベント。
鳴子(なるこ)を手にした踊り子による迫力満点の演舞やゲストのトーク、高知食材を使った料理や地酒を楽しんでもらい、「YOSAKOI」をアピールした。
高知県では2016年(平成28年)から「よさこいアンバサダー制度」を設置している。
フランスやポーランド、オランダなどの欧州とカナダや米国などの北米、南米、ベトナムやタイ、インドネシアなどの東南アジアで活動する団体を認定し、交流を深めてきた。
今年8月に高知市で行われた第66回よさこい祭りにも世界各地から踊り子が参加し、県内各地の会場で演舞を披露。今年からイギリス、チェコ、ハンガリーも加わり、アンバサダーは19カ国23チームの65人になった。 (慶尾六郎)