
世界に誇る日本の伝統和紙の産地・高知で「第11回高知国際版画トリエンナーレ展」が今秋に開催される。
高知県を牽引する一大産業である土佐和紙
日本三大和紙のひとつに数えられる土佐和紙は、絵画や工芸品の他、不織布や電子部品といった高機能素材の分野にも応用され、高知県を牽引する一大産業に発展し、世界中で高く評価されている。
土佐和紙は、約1000年前の平安時代から、仁淀川などの豊かな清流のもと、楮(こうぞ)、三椏(みつまた)など原料の生産や技術とともに主要な特産品として発展してきた。
「芸術も多様化している現代において、もう一度原点に戻り、芸術を見直したい」。そんな趣旨のもと、版画文化のさらなる発展を願って企画したのが「高知国際版画トリエンナーレ展」である。
世界に誇る日本の伝統和紙の産地・高知で開催する意義から、出展作品の素材は紙に限定。
ぬくもりあふれる紙の上で、豊かに表現される版画の世界は、トリエンナーレの名が示す通り、1990年の第1回より、3年に1度開催。回を重ねるごとにレベルの高い作品が世界各国から集まり、国際的な作品展として注目されているという。
【作品募集概要】
○募集期間:4月1日(水)~4月30日(木)
○応募資格:制限無
【展覧会概要】
○会期:10月10日(土)~12月6日(日)
○開館時間: 9:00〜17:00 ※入場は閉館の30分前まで
○入場料:一般 500円
○会場:いの町紙の博物館 (TEL:088-893-0886 FAX:088-893-0887) (慶尾六郎)