
2007年1月、遠征先の高校で男子部員2人を殴ったなどとして、暴行罪に問われた明徳義塾高校=高知県須崎市=男子バスケットボール部の元監督、瀬田幸穂被告(53)の初公判が27日、高知地裁(安西二郎裁判官)で開かれた。瀬田被告は「暴行はありません」と起訴内容を否認し争う姿勢を示しているという。
検察側は「更衣室のミーティング中に暴行を加えた」と指摘。これに対し弁護側は「被告に恨みをもつ関係者がでっちあげたこと。当日、更衣室で暴行どころかミーティングすら行われていない」と主張した。
起訴状によると、2007年1月、瀬田被告は愛知県に遠征した際、現地の高校の更衣室で、当時、高校2年生だった男子部員に蹴る殴るなどの暴行を加えたとしている。