
AstroX株式会社と高知工科大学は、高知工科大学が研究開発を進めるインフラサウンドセンサを、AstroXが開発するRockoon方式によるサブオービタルロケットおよび姿勢制御装置に搭載する2つのペイロード契約を締結した。
同一音源から発生するインフラサウンドを同時に観測する三次元計測を目指す
現在、AstroXは、Rockoon方式での打上げによる2026年度中の宇宙空間への到達へ向けた開発を進めている。
このミッションでは、地上・成層圏・成層圏〜宇宙空間という異なる高度に配置されたセンサにより、同一音源から発生するインフラサウンドを同時に観測する三次元計測を目指す。
インフラサウンドとは、人間の耳には聞こえない超低周波の音のこと。普通の音は耳で感じ取ることができるが、インフラサウンドは可聴域以下(20Hz以下)のため、耳には聞こえない。
しかし、空気は確かに揺れており、火山噴火・雷・風力発電など、自然現象や人工的な事象によって発生し、音速で伝わっている。
インフラサウンドセンサは、そのわずかな空気の動きをキャッチし、見えない音を「見える化」することができる。これにより、遠く離れた場所で起きた出来事を準リアルタイムで検知・解析することが可能になる。
(坂土直隆)