高知県における人材不足の緩和にむけて、フィリピンのアクラン州ホセ・エンリケ・M・メラフロレス知事と株式会社 E-MANが、7月24日から25日にかけ、高知県を視察した。
両者で協調することで、相互の社会課題解決に
厚生労働省の調査機関「国立社会保障・人口問題研究所」に発表した2020年から50年の予測によると、四国4県の人口減少率において、高知県は35%にもなるという。
一方、フィリピンの総人口は1億2,500万人(2022年)を超え、2050年には1億4,000万人になると予測されいる。人口過多から生じる若年層の失業問題などが生じている現状で、日本とは真逆の社会課題が生じている。
両者で協調することで、相互の社会課題解決につながると考えられ、高知県の浜田省司知事とメラフロレス知事との会談に至った。
また、四国旅客鉄道株式会社(JR四国)での業務内容も視察して、高知県で働くことについて理解を深めた。なお、視察には、フィリピンアクラン州の大学であるアクランポリテクニックカレッジの学長も同行した。
高知大学へも訪問して、アクラン州立大学やアクランポリテクニックカレッジと高知大学の交換留学についても意見交換を行った。
(坂土直隆)