
高知県は、県内企業への就職や県への移住を条件に、プログラミングスクールの受講料を最大50万円までキャッシュバックする制度の対象講座に、新たにG's AcademyとTechAcademyを追加した。
高知県は、人口減少・少子高齢化の克服やデジタル技術を生かした産業振興などを目指し、高知県産業振興計画に基づきIT・コンテンツ関連企業の立地促進や人材の育成・確保などの様々な施策を推進している。
その結果、これまでに18社のIT・コンテンツ関連企業が新たに県内に立地し、約240名の雇用が生まれているという。
こうした動きをより大きなものとするため、本年度から人材の育成、確保の取り組みの抜本的な強化策として、IT・コンテンツアカデミーを新たに開設し、延べ約3,200名が受講するなど好評だという。
今回のキャッシュバック制度は、アカデミーの講座の一つとして、東京や大阪、名古屋などの高知県外在住者の学びと高知県への就職・移住を一体的に支援するもの。
キャッシュバックの概要
1.対象者
受講開始時点で19歳以上の方(高知県内の大学・短期大学・高等専門学校・専修学校・各種学校の在籍者、高等学校新規卒業者を除く)。
2.追加講座
これまで対象であったDMM WEBCAMP(株式会社インフラトップ)、TECH::EXPERT(株式会社div)、DIVE INTO CODE(株式会社DIVE INTO CODE)の3講座に加え、新たに以下2講座を追加した。
G's ACADEMY 東京、福岡
https://gsacademy.tokyo(デジタルハリウッド株式会社)
TechAcademy オンライン
https://techacademy.jp(キラメックス株式会社)
3.条件
対象講座の受講開始から修了後1年以内に、高知県内の企業に就職または高知県に移住し、この就職・移住が3カ月以上継続している人。 (慶尾六郎)