
ドローン空路インフラ整備事業を手がける株式会社トルビズオンは、株式会社第二建設センター(高知県高知市)とともに、7月29日(土)に高知県香南市にて防災時に備えたドローン配送の実証実験を実施し、成功したと発表した。
避難タワーへ避難した住民への物資配送を想定
高知県では、今後発生するといわれている地震の可能性から、津波避難タワーが100件以上建設され、津波リスクに備えている。
日本でも特に避難タワーの数が多い自治体であり、災害発生時には自治体だけでなく国や自衛隊による協力体制も構築されていまるが、大規模な災害の際にはそれらに加えて、小回りが利く地元企業による災害支援も必要であると考えられる。
今回の実証実験は、津波発生後の水引きが遅く、道路の寸断時にも対応した物資輸送が求められると考えられるエリアにおいて、ドローンを用いた各地の被災状況の確認、および避難タワーへ避難した住民への物資配送を想定して行われた。
【概要】
日時:7月29日(土)12:00~
場所:夜須運動広場(高知県香南市)
使用機体:DJI製 Matrice 300RTK、Matrice 30
配送品:災害食および市販医薬品
搬送重量:約1,000g
搬送距離:約1.2km
(坂土直隆)