
海と日本プロジェクト in 高知は、今年度、小学生を対象とした海洋学習の学校キャラバン「ツーライスと海を学ぼう!」を行っており、6月16日(月)に、高知県 室戸市立羽根小学校で2回目を開催した。
教室での学習に加え、実際に海岸に出て、児童全員でごみ拾い活動を行い、海洋問題への理解を深めた。
ペットボトルや漁具などのごみを熱心に拾い集めた小学生
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環として行われた。
高知県を拠点に活動するお笑いコンビ「ツーライス」(ヤス・大ちゃん)は、毎年10カ所以上の海岸で清掃活動を行ってきた。
授業の冒頭、ツーライスは「海洋ごみ」をテーマに、海岸に打ち上げられる「漂着ごみ」、海を漂う「漂流ごみ」、海底に沈んだ「海底ごみ」の3種類があることを説明した。
そして、海洋ごみの中で最も多いのが「プラスチック」で、全体の65.8%を占めるというデータを提示。
さらに、これらのごみの約8割が、ポイ捨てされたり、適切に処理されなかったりした結果、雨や風によって川へ流れ、海にたどり着いたものであることを伝えた。
その後、小学生たちは、ツーライスと一緒に学校近くの海岸へ移動し、海洋ごみの問題を実際に目で見て確かめながら、ペットボトルや漁具などのごみを熱心に拾い集めた。
(坂土直隆)