オンライン・ピル処方サービス「スマルナ」を運営する株式会社ネクイノは、国立大学法人高知大学医学部(高知県南国市)と連携し、4月から寄附講座「デジタルヘルス学講座」を開講した。
デジタルヘルスの研究を横断的に行う
この寄附講座では、菅沼成文教授(医療学/予防医学・地域医療学分野)をはじめとする高知大学医学部が、かつてより取り組んできたテーマでもあるオンライン診療を中心に、これまで疾患別で行われてきたデジタルヘルスの研究を横断的に行う。
生涯型電子カルテ(PHR:Personal Health Record)による情報流通の増加傾向を背景に、新たな医療体験の構築を推進するべく、疫学やデータ統合、データ可視化技術等を活用し、予防医療や受療行動、医療の分析評価に関する研究を展開する。
それとともに、最新の研究成果や臨床経験に基づき、オンライン診療と対面診療における両者の安全性についての議論を行うなど、デジタルヘルスの知見を集約し、適切なエビデンスを構築するための研究・教育を行う。
■講座概要
講座名:デジタルヘルス学講座
開講期間:令和6年4月1日から令和8年3月31日
開講場所:高知大学医学部 岡豊キャンパス
(坂土直隆)